インドの仏教は、主にシルクロードを通って中国にもたらされました。鳩摩羅什、法顕、玄奘等をはじめ多くの僧、信者らによって、点々と続くオアシスルートを通って伝えられてきました。
高昌故城①~③は、トルファンの東45km。紀元前1世紀の漢代から13世紀まで新疆における政治・経済・文化の中心地のひとつ。城の大きさは東西1600m、南北1500mのほぼ正方形で。現在も日干しレンガで遺跡を修復中。仏塔跡もあり、かつて玄奘三蔵がインドへ仏典を求める旅の途中で、ここで説法をされました。交河故城④⑤は、トルファンの西16㎞。前漢時代の車師前国の都で辺境防備の重要地であった都市遺跡。唐代には安西都護府とよばれる軍事基地が設置されました。遺跡は、南北1km、東西300mの規模。壁画が無造作に残されていました。
火焔山は、極度の乾燥地帯にある山で、山肌の侵食具合も夏の陽炎も炎のように見える山。「西遊記」の舞台にもなっています。またベゼクリク千仏洞は、火焔山の横の断崖にある石窟寺院です。83の窟があり、仏像や壁画は一部しか残っていませんが大変貴重なものです。
敦煌は、甘粛省河西回廊の西端のオアシス都市でシルクロードの分岐点として栄えました。莫高窟①~④は、中国三大石窟のひとつで沙漠の大画廊と形容されるように仏教美術壁画の宝庫。嘉峪関⑤~⑦は、万里の長城の最西部に位置する関。烽火台⑧。鳴沙山⑨⑩は40kmにわたる砂の峰で、月牙泉⑪はそこにある泉。
酒泉①は、敦煌の東にあるオアシス都市で夜光杯の産地。蘭州②は、古来より交通の要衝として栄えた都市。シルクロードとチベットへ向かう道がここで分岐した。
西安は、かつて長安と呼ばれ約2000年間歴代王朝の都として栄えました。
大雁塔①~③は、玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典等を保存するために高宗に申し出て建立した塔。高さ64m。小雁塔④は、義浄が仏舎利や経典等を安置するのに使用された塔。高さ43m。乾陵⑤。唐第3代皇帝、高宗とその妻、則天武后の合同墓。乾陵近くにある古墳の壁画⑥。始皇帝陵⑦と近くにある兵馬俑坑⑧。清真大寺(イスラム寺院)⑨。
白馬寺①②は、仏教が中国に伝わって初めて建立された仏教寺院。1900年以上の歴史をもつ。龍門石窟③④は、中国三大石窟のひとつ。北魏の孝文帝が洛陽に遷都した493年前後に造営が始まった。洞の数は数千。少林寺⑤~⑦は、495年に創建。のちインドの僧、菩提達磨がここで禅宗を開いた。小林拳で有名。
峨眉山①~⑥は仏教四大名山のひとつ。当時は2日かけて歩いて登りました。現在は建造物も増え変わりました。楽山大仏⑦~⑩は、世界最大の摩崖仏で、高さ71m、頭の直径は」10m。809年に完成。
天台大師智顗によって建設がはじめられた天台宗の中心的なお寺。日本からは、最澄、円珍、栄西等が訪れている。
海印寺(ヘインサ)①~④。1200年余の歴史をもつ曹渓宗の寺。高麗八萬大蔵経の板木を保管している大蔵経版殿は有名。曹渓寺(ソウル)⑤⑥。梵魚寺(プサン)⑦~⑩。智異山法界寺⑪~⑫(智異山)。雪嶽山新興寺⑬⑭(ソラク山)。佛國寺(慶州)⑮~⑰。
八卦山大佛(彰化)①。極楽寺(基隆)②③。