盛者必衰の理

『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。』 これは平家物語の冒頭の部分です。“諸行無常”=世のすべてのものは移り変わり、とどまることはない(仏教の大事な真理、法印のひとつ)が述べられています。

 

こんな例をあげたらファンの方に叱られてしまうかもしれませんけど。広島カープは昨年までセリーグで3年続けて優勝してきました。そして今年も優勝できれば4連覇となります。ところが、今年はなぜかなかなか勝てません。絶不調です。まさに、“無常”です。

私は、カープは地道に選手を努力して育て上げるので本当に偉い球団だと思います。お金で有力選手をかき集めてしまう某球団とは違います。カープを最後まで応援していきたいと思います。

 

“無常”については、私たちは普段から心しておくことが大切ですね。私たち自身もそうであるからです。

 

写真、①平家物語絵巻の本。②③平家納経(平家一門がその繁栄を願い、厳島神社に奉納した経典類。絢爛豪華で、平家の栄華を今に伝えています。)の法華経等。④広島カープ。