成道の地 昼

2500年前、お釈迦さまは、ブッダガヤのこの大きな菩提樹の下で瞑想された後、さとりを開かれました。そのことを成道(じょうどう)といいます。その場には、金剛宝座があります。大きさは、135㎝×128㎝。紀元前3世紀のマウリヤ王朝(インド最初の統一王朝)の最盛期アショーカ王時代につくられたそうです。王は、お釈迦さまの教えに帰依し、法(ダルマ)による統治をされた方で有名です。宝座は、石づくりの高い格子で囲まれた中にあります。私が以前訪れたときは、囲いは高くありませんでした。日本の新興宗教の教祖(狂祖)が金剛宝座に座りこみ警官に引きずりおろされた事件があってからでしょうか、現在は高くなっています。

 

 

写真は、昼の時間の様子です。とても暑く、お参りされている方はそう多くありませんでした。靴を寺院の入り口で脱いでお参りするのですけど、ジュータンが敷かれていないところは敷石が熱くて堪りませんでした。

 

写真①~③菩提樹。④壁面の仏様。⑤祭壇。⑥仏足跡。⑦日陰でお昼寝。⑧⑨花飾り作業をしているところ。⑩夜、囲いの間から見えた金剛宝座。⑪82年に、私が撮った写真。