“なんでも鑑定団”

本日、外は“春の嵐”でしたので、テレビで「なんでも鑑定団」をボーっと視ていました。鑑定に出される作品が、本物であるか贋作であるか素人には見分けるのが大変難しいので、鑑定結果は大変興味深いです。

 

本日ある方が、朝鮮王朝時代の仏画を鑑定に出されました。その方が言っておられたことは、以前朝鮮半島の仏画が発見されて、それが重文級の価値のある大発見であったというニュースを知り、それと似た仏画が自宅にあるので鑑定に出されたということでした。

テレビで解説されましたけど、発見された仏画のニュースは、本山・妙満寺で見つかりました朝鮮・高麗時代の『弥勒下生変相図』(縦約2,3m、横約1,3m)のことでした。宮廷画家の李晟により1294年に描かれた作品で、世界で3番目に古く金泥を使って細密・優雅な筆致で描かれており重文級の素晴らしい作品なのだそうです。

 

 

今回、テレビの鑑定に出された仏画は、高麗時代より後の朝鮮王朝時代のもので、色使いもシンプルなものでした。鑑定家による結果は、500万円と評価されました。そしてその鑑定解説で「もし高麗時代のものだったら2桁違ってきます」と言われていました。ということは、妙満寺にある仏画は、5億円の価値はあるということになります。すごいです。

 

写真 ①②妙満寺にある『弥勒大成仏経変相図』 ③なんでも鑑定団の司会者 ④平成21年7月1日の新聞 ⑤~⑦拡大図  ネットより