憂慮すべきミャンマー情勢

軍による突然のクーデターから3カ月が経ちました。ミャンマー市民は民主的な政府を熱望し、デモ行進を粘り強く続けています。軍は徹底的に抑え込もうと、武器を市民に向けためらいなく使っています。先日、ASEAN首脳会議に国軍のトップが出席し、暴力の即時停止、特使の派遣等に合意したにもかかわらず、変わりません。犠牲者は、昨日までで759人ということですが、そんなに少ない数ではないでしょう。目立つ活動家は 次々に拘束されてしまっており、憂慮すべき状況が続いています。

 

ミャンマー人は、どんな人々かと申しますと、以前訪れたとき、ここの国の人々は日本人とそっくりと思いました。みな温かく、謙虚で穏やかで礼儀正しい素晴らしい人々でした。

 

早く以前のような国民の意見が届く民主的な政府ができないかと願うばかりです。

 

 

 

『風に吹かれて』ボブ・ディラン ピューリッツア賞特別賞2008年 ノーベル文学賞2016年受賞

 

 

 

 

 

 

(日本語訳) どれだけ多くに道を歩めば 人は人として認められるの? どれだけ多くの海の上を飛べば 白い鳩は砂浜の上で休めるの? どれだけ多くの鉄砲玉が飛んだら それらが禁止されるの? 友よ、答えは風の中に舞っている 答えは風の中に舞っている   (中略) 

どれだけたくさんの空を見上げれば 空が見えるの? どれだけ多くの耳を持てば 人々の泣く声が聞こえるの? どれだけ多くの死者が出れば 余りにも多くの人々が死んでしまったと気が付くの? 友よ、答えは風の中に舞っている 答えは風の中に舞っている

 

 

〇ミャンマーの風習

 タナカ ー 最近は少なくなりつつあるようですが、日焼け止めにもなる化粧で女性や子どもが顔に塗っています。タナカ(木の名前)の木を臼で擦って粉にしたものです。

 

 ロンジー ー 筒状の服。男女とも。通気性がよく、上げ下げも自由ですのですごく便利らしいです。

 

写真①顔にタナカを塗った女性たち。 ②タナカを売っている女性。持っている木で粉をつくります。 ③噛みたばこを売る女性。カメラを向けると、はにかみました。④トラックバスに乗る人々。男性たちが着ているのがロンジ―。 ⑤葬儀の様子。ロンジ―を着ています。 ⑥川で洗濯している女性もロンジ―を着ています。 ⑦托鉢してまわる尼僧たち。