“初転法輪” 仏教教団成立

 お釈迦さまは、ウルヴェーラーの苦行林で一緒に修行をした5人にサールナートで再会し、初めて自分がさとられた真理 =『中道』『四諦』『八正道』等を説かれました。《仏教の教義(法輪)を最初に伝えた=法輪を転じた=「初転法輪」》

 すると5人は、心のわだかまりが消え、順次さとりをひらき弟子になりました。ここで初めてお釈迦さまを祖とする仏教教団が成立し、伝道教化が始まることになりました。

 

●写真 ムルガンダ・クティー寺敷地内。①②お釈迦さまが、5比丘に教えを初めて説かれている像。③その後ろにあるお仏壇。④ブッダになられたお釈迦さま像。⑤⑥マニ車。⑦入り口を入ったところにある鐘。⑧背後にお釈迦さまの真っ白い誕生像。⑨入り口の門。⑩法性寺にある初転法輪の木彫り。⑪チベットのラサにある大昭寺の屋根。法輪と鹿は、鹿野苑のシンボル。⑫大昭寺。1985年。