ミャンマーのバガン遺跡は、インドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワットと並び、仏教の世界三大遺跡のひとつにあげられます。場所は、先日の大地震の震源近くのマンダレーの南西約120㎞、エーヤワディー川の東岸にあります。11~13世紀にバガン朝の都であったとき3000以上もの寺院やパゴダ(仏塔)がつくられました。王朝は1287年にモンゴル人に滅ぼされてしまいますが、現在までも上座部仏教は国教として厚く国民に信仰されており寺院や仏塔は残っています。私は、平成9年の夏に訪れました。川沿いの街は静かな地方都市の様子でした。その東地域は広大な畑で、その中に沢山の寺院・仏塔が散らばって存在していて、そのスケールの大きさが三大遺跡にあげられた所以になっていると思われます。
●写真 ①バガンの空中写真。ネットより。②~④アーナンダ―寺院。バガンを代表する大寺のひとつ。③各仏塔が離れているので自転車で畑の道を突っ切って巡りました。⑤⑥シュエサンド―寺院。⑦~⑨ 〃寺院仏塔から見た風景。⑩ダマヤンヂー寺院の売店売り子。顔に伝統的な白い化粧(“タナカ”という木の粉)をしていました。日焼け止め等によいのですけど、最近は減ってきているようです。⑪シュエズィーゴンパゴダ。ネットより。⑫出くわした葬儀行列。⑬~⑮バガンには、マンダレーから船で行きました。16$。エーヤワディー川は雨季でしたので川幅が数倍にも広がっており周辺の畑を水没させていました。⑯~⑲托鉢風景。バガンから2時間ほど走った朝食休憩場での写真です。朝7時頃、女性たちが美しく着飾って並んで僧列を待っていました。そこは豚が歩き回っていて、トイレもないところでした。⑳泊まったバガンの宿。息子と二人で7$。