今朝のニュースによると、厚労省は、昨年の日本の出生数は68,6万人余りで初めて70万人を下回ったと発表しました。また合計特殊出生数(一人の女性が生涯に産む子どもの数)も1,15と過去最低を記録したそうです。人口が減少傾向にあることは知られていましたけど、改めて数字を見ると将来が心配になります。減少により、経済が縮小、国際競争力の低下、労働力不足、社会保障制度の崩壊、財政の危機等々色々な問題が懸念されています。政府も子育てしやすい環境づくりに取り組んできていますけど、なかなか減少に歯止めがかかっていません。結婚件数も減少傾向にあり、1972年には109万9984組だったのに対し、昨年は48万5063組となんと半分以下まで落ち込んでいます。仕事の忙しさや収入の不安といった理由もあるのでしょうが、結婚したくても出会いの機会がない方も多く、思うようにいかない現実があります。どうすればこのような状況を改善できるのでしょうか。日本の明るい未来のために、働く人々が時間的にも金銭的にもゆとりのある生活を送り、子どもたちの笑顔があふれる社会を築いていけることを願っています。
●写真 ①~③本日午前に法性寺に来てくれた保育所の子どもたち。暑い中、片道1㎞以上も田んぼの中を歩いてきて本当に偉いです。④出生数の推移のグラフ。⑤婚姻数の推移のグラフ。右肩下がりのグラフは寂しいですね。⑥都道府県別グラフ。沖縄や九州では高く、北東部は低いです。なぜでしょう。気候と関係があるのでしょうか。