白山は、富士山や立山と並び、「日本三名山」「日本三霊山」の一つに数えられ、古くから白山信仰の中心として知られています。以前、北アルプスから西の方向を眺めたとき、白山の堂々とした姿を見ていつか必ず登ってみたいと思っていました。
そして今回、念願が叶い挑戦してきました。登山口は石川県の別当出合。山頂(2702m)までは、一般的に5時間程ですけど、私は山小屋に宿泊に泊まる予定でしたので倍近い時間をかけてゆっくり登りました。
山頂では、さわやかな青年・藤ノ木光さんと出会いました。彼はトレーニングの一環として走って登って来たそうで、なんと1時間45分で登頂したとのこと。岩場が多く、走るのは非常に危険ですが、健脚ぶりに驚かされました。聞いてみると、彼は以前全日本クロスカントリー大会で3連覇されたそうです。
翌日下山後、汗を流そうと立ち寄った永井旅館で、再び藤ノ木さんと奥さんにお会いすることができました。奥さんの旧姓児玉美希さんは、なんとクロスカントリーのオリンピック選手だったそうです。トップアスリート夫婦に出会えて感激しました。
今回の登山も苦しい時間の連続でしたが、美しい風景、久しぶりの山小屋体験、思いがけない出会いに恵まれ心に残るすばらしい思い出となりました。
●写真①~④白山頂上。③藤ノ木光さん。④頂上から見た白山室堂ビジターセンター。⑤白山奥宮祈祷殿、参籠殿と。奥はご神体の白山頂上部。⑥⑦山小屋。一人一畳。昔は予約制でなかったので、ぎゅうぎゅう詰めでした。⑧~⑫登山道。上から降りていきます。⑬永井旅館で仲良く働く藤ノ木夫婦。⑭4年前に北アルプスの焼岳山頂から見えた白山。