寺で作業をしていると、タ・プローム寺院を思い出します

 

 今日は境内清掃日でした。当番の皆さまが、草刈り作業をしてきれいにしてくださ誠にありがとうございました

 

 新緑の季節となり、草木の勢いが増してきています。私も毎日のように草刈り機や刈払機を使い、境内や周囲の整備に追われています。

 そんな時、頭に浮かぶのが、カンボジアのアンコール遺跡群にあるタ・プローム寺院です。タ・プロームは、王ジャヤーヴァルマン7世が母を弔うために建立した寺院です

現在の寺院では、巨大な樹木が石造りの建物に絡みつき、長い年月をかけて遺構を包み込んでいます。都が移り、人の手が入らなくなったことで、自然はその場所を覆っていきました。

 

 「人の手が離れれば、自然はたちまちそこを包み込んでいく」

 寺の周囲を見ても、そのことを実感します。休耕地は数年で草木が生い茂り、やがて森のような姿へと変わっていきます。自然の生命力の強さに驚かされる一方で、人が守り続けることの大切さも改めて感じます。

 

 これから暑い夏を迎えます。檀家の皆さまのお力添えをいただきながら、先人たちが守ってきた伽藍や境内を、大切に護持してまいりたいと思います。

 

 

●写真 98年に訪れたのもの。タ・プローム寺院。巨大な樹木が遺跡に絡みつくように根をはっています。アンコール・トム(城塞都市)の南門。バイヨン寺院。アンコール・トム中心部に建立された寺院で、大乗仏教を信ずるジャヤーヴァルマン7世によって造営されました。中央塔の高さは43m。巨大な石の顔が並び、現在も修復作業が続いています。なお現在カンボジアは、97%が上座部仏教を信じています。中央に祀られていた仏さま。⑬ 塔内部を見上げた様子象のテラス。王が広場の人々を見下ろしたところ。  ⑮市場(バザール)の風景。⑯バイクタクシーへ給油している様子。1日チャーター代は5ドルでした。